2008年06月22日
捨てられたTシャツのゆくえ
そのケンカは6年生の卒業式予行練習の時に起こった。
すぐ人をからかうタイプのDは、Mに向かって言った。
「お前なんか女みたいだから、女物の下着をつけた方がいいんじゃないの?今度ビクトリアズシークレットのギフトカードあげるよ。」
元々怒りっぽいタイプでもあるMは、そう言われて
そのままDのTシャツをつかみ、思いっきりひっぱった。
するとDのTシャツの袖はビリッと裂けた。
袖が裂けたDのTシャツは、$45出して買った新品だった。
お気に入りのTシャツが破れ、Dは怒りのあまり、
そのままゴミ箱へそのTシャツを投げ入れた。
大事な予行の時にケンカをした二人は、
当然のことながら二人とも校長室に呼び出され、厳重注意。
そんな中、人知れずこっそりゴミ箱から、そのTシャツを拾った生徒がいた。
うちの息子Kである。
その日午後学校にお迎えに行くと、息子は上記のいきさつを私に話してくれた。
そしてそのTシャツが今かばんに入っているから、袖を縫いつけて欲しい、と私に懇願した。
Dがその新しいTシャツをとっても気に入っていたのを知っていたからだとか。
そこで私は夕食後、久しぶりに裁縫箱を開け、
私にしてはこれ以上できないくらい丁寧に袖を縫いつけた。
翌日息子は、元に戻ったTシャツをDに手渡した。
Dは目を丸くして、一体どうなっちゃったの!?という表情だったという。
Dにしてみれば、すっかり処分されてしまったと思っていたTシャツが
目の前に現れたわけだから。
まさか君が新しいの買ってくれたの?といわんばかりの顔してたので
息子は言った。
「うちのママが縫ったんだよ。」
「えーっ!?どっちが破れてたかもう全然わかんないよ。
君のお母さんがそこまですることないのに。。。。」
でもその後、Dは息子に "Thank you" を5回くらい言い、
「で、いくら払えばいい?」と聞いてきたという。(笑)
2日後の卒業式当日、ランチパーティ会場で、
私はDとDのお母さんから、じきじきにお礼を言われてしまった。
確かに、その時私を見つめるD君の嬉しそうな顔は忘れられない。
その昔、家庭科では落ちこぼれだった私が、こんな事で人を喜ばせる
ことができるのなら、人生って案外悪くないかも。
これがきっかけで、D君がもうむやみに人をからかったり、
軽々しくモノを捨てたりしなくなったらいいなあ、と願っているが
ちょっと虫がよすぎるかしら?
そしてこの一件は息子のオツなひらめきがあってのこと。
小学校卒業にプラスアルファの思い出ができた。
あなたも大きくなったんだね〜。

現地小学校。 息子が7年間お世話になりました!


アメリカで子育て ブログトップへ
すぐ人をからかうタイプのDは、Mに向かって言った。
「お前なんか女みたいだから、女物の下着をつけた方がいいんじゃないの?今度ビクトリアズシークレットのギフトカードあげるよ。」
元々怒りっぽいタイプでもあるMは、そう言われて
そのままDのTシャツをつかみ、思いっきりひっぱった。
するとDのTシャツの袖はビリッと裂けた。
袖が裂けたDのTシャツは、$45出して買った新品だった。
お気に入りのTシャツが破れ、Dは怒りのあまり、
そのままゴミ箱へそのTシャツを投げ入れた。
大事な予行の時にケンカをした二人は、
当然のことながら二人とも校長室に呼び出され、厳重注意。
そんな中、人知れずこっそりゴミ箱から、そのTシャツを拾った生徒がいた。
うちの息子Kである。
その日午後学校にお迎えに行くと、息子は上記のいきさつを私に話してくれた。
そしてそのTシャツが今かばんに入っているから、袖を縫いつけて欲しい、と私に懇願した。
Dがその新しいTシャツをとっても気に入っていたのを知っていたからだとか。
そこで私は夕食後、久しぶりに裁縫箱を開け、
私にしてはこれ以上できないくらい丁寧に袖を縫いつけた。
翌日息子は、元に戻ったTシャツをDに手渡した。
Dは目を丸くして、一体どうなっちゃったの!?という表情だったという。
Dにしてみれば、すっかり処分されてしまったと思っていたTシャツが
目の前に現れたわけだから。
まさか君が新しいの買ってくれたの?といわんばかりの顔してたので
息子は言った。
「うちのママが縫ったんだよ。」
「えーっ!?どっちが破れてたかもう全然わかんないよ。
君のお母さんがそこまですることないのに。。。。」
でもその後、Dは息子に "Thank you" を5回くらい言い、
「で、いくら払えばいい?」と聞いてきたという。(笑)
2日後の卒業式当日、ランチパーティ会場で、
私はDとDのお母さんから、じきじきにお礼を言われてしまった。
確かに、その時私を見つめるD君の嬉しそうな顔は忘れられない。
その昔、家庭科では落ちこぼれだった私が、こんな事で人を喜ばせる
ことができるのなら、人生って案外悪くないかも。
これがきっかけで、D君がもうむやみに人をからかったり、
軽々しくモノを捨てたりしなくなったらいいなあ、と願っているが
ちょっと虫がよすぎるかしら?
そしてこの一件は息子のオツなひらめきがあってのこと。
小学校卒業にプラスアルファの思い出ができた。
あなたも大きくなったんだね〜。

現地小学校。 息子が7年間お世話になりました!

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この記事へのコメント
1. Posted by
エマ
2008年06月22日 09:08
息子さん、人をよくみている思い遣りの有るお子さんですね♪
感心させられました。
お母さんもきっと忙しかっただろうけれど、
縫い甲斐があっただろうなあ。
感心させられました。
お母さんもきっと忙しかっただろうけれど、
縫い甲斐があっただろうなあ。
2. Posted by
ゆっくり
2008年06月22日 10:51
お話を読んで、私涙が出てきてしまいました。 息子さんあっぱれ!
Kyokoさんにお礼を言った時の
Dくんの笑顔は、きっと今回の事が
彼にとってとてもいい勉強に
なったと物語っているのではないでしょうか。 そうであってほしい。
いえ、きっとそうですよ!
私もお裁縫は苦手なんです。
元通りに直せるなんてKyokoさんすごい!
愛は強し!
Kyokoさんにお礼を言った時の
Dくんの笑顔は、きっと今回の事が
彼にとってとてもいい勉強に
なったと物語っているのではないでしょうか。 そうであってほしい。
いえ、きっとそうですよ!
私もお裁縫は苦手なんです。
元通りに直せるなんてKyokoさんすごい!
愛は強し!
3. Posted by Kyoko
2008年06月24日 09:40
エマさん
ありがとうございます。
良くも悪くも息子は、周りの人の感情を気にするところがあります。優しいと思うときもあれば、子供なんだからもうちょっとドーンと構えててもいいんじゃないの?と思うことも。
親があーだこーだ考えたところで、これが息子なんだから受け入れるしかありませんよね。
ゆっくりさん
ありがとうございます。
縫い目は、Dくんはそう言ってくれましたが、私が見たら、拙い私の手縫いなんて一目瞭然!お裁縫は苦手です。ゆっくりさんも?!
日々の出来事を通して、子供達にはいろいろと学んでいってほしいですね。
ありがとうございます。
良くも悪くも息子は、周りの人の感情を気にするところがあります。優しいと思うときもあれば、子供なんだからもうちょっとドーンと構えててもいいんじゃないの?と思うことも。
親があーだこーだ考えたところで、これが息子なんだから受け入れるしかありませんよね。
ゆっくりさん
ありがとうございます。
縫い目は、Dくんはそう言ってくれましたが、私が見たら、拙い私の手縫いなんて一目瞭然!お裁縫は苦手です。ゆっくりさんも?!
日々の出来事を通して、子供達にはいろいろと学んでいってほしいですね。











